- 投稿日
- 2018年10月10日
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小学生1年生女子が身長を伸ばすための方法6選
子供の身長を伸ばすためにすべきことで悩んでいる親御さんは多いと思います。小学校に入ると周りの子達の成長の差や、親御さん自身が他の親御さんよりも身長が高い、低いという事も気になります。小学1年生の女の子の身長をどうにかして伸ばすことが出来ないだろうか。ここでは、伸び悩んでいる子供に対する親御さんに向けてそれぞれ関連する知識をお話していきます。
【小学生1年生女子】身長・体重は平均どのくらいなのか?
幼稚園や保育園を卒園して小学生になると、身長・体重の成長の差が目立つようになってきます。お父さん、お母さんとしては娘の身長が周りに比べて大きいのか小さいのか比較してしまう時期になります。小学校1年生の女子の平均身長がどのぐらいなのか、またその身長では体重が平均どのくらいなのか説明していきます。
①小学生1年女子の平均身長
厚生労働省の身長・体重の平均値,性・年次×年齢別によりますと、6歳の女子の平均身長は平成27年では113.1cm、平成28年では114.4cm。そして平均体重は平成27年では20.2kg、平成28年では19.8㎏となっています。
参考までに6歳の男子の平均身長は平成27年では115.3cm、平成28年では117.4cm。そして平均体重は平成27年では20.5kg、平成28年では21.0㎏となっています。
身長が低いとか身長が高いという数字は平均値を見ていただき参考にしていただければいいのですが、一緒にいる友達よりも背が低いとか、背が高いという基準になると平均値と関係が無いため比較が難しくなります。
身長が低い子が身長が高い子に追いつくためには親御さんとしてはどのように考えたらいいのか。その指標として考え方があるので説明します。
②1年で何㎝伸びるのかを把握する
背が低い子が背を伸ばしたい場合に急激に身長が変化するのは性徴の著しい第二次性徴期ですので、小学生1年生では背が高い友達に追いつくとか、逆転するとか考えるのは難しい事ですが、じわじわと追いつく方法はあります。
まずは、今の状況を把握する事です。1年間でどの位身長が伸びるのかを考える場合に一つの基準があります。それは小学生1年生は年間に約5cm伸びるという目安です。
1年で約5cmということは、1年間待ってから測定するのではなく、半年や3ヵ月に1回計って1年の伸びを予測して対策する事が出来ます。例えば半年に2~3cm伸びていれば平均的な伸びになりますが、3~4cm伸びていれば非常に伸びが素晴らしい事になります。
ただし、あくまでも小学生1年生の場合であって第二次性徴期に入るまでの期間の伸びだという事を忘れずにいて下さいね。ちなみに第二次性徴期に入った場合は年間7~8cmの伸びが平均だと言われています。
小学生1年生で何をしたら伸びやすくなるかは後ほど説明していきます。
お父さん165cmお母さん152cmの身長と遺伝は関係あるのか?
身長が低い方が口をそろえて言う事の一つとして、「遺伝」という言葉があります。必ずと言って良いほど最終的には「遺伝だからしょうがない」といい納得してしまいます。先ずはお父さんの身長とお母さんの身長から予測される子供の身長を計算してみましょう。
①身長の予測計算式
男子の予測身長 → (父親の身長 + 母親の身長 + 13 )÷ 2 + 2
女子の予測身長 → (父親の身長 + 母親の身長 - 13 )÷ 2 + 2
(例)
お父さん165cm、お母さん152cmのお子様の最終身長の予測
男子の場合 ( 165 + 152 + 13 )÷ 2 + 2 = 167 167cm
女子の場合 ( 165 + 152 - 13 )÷ 2 + 2 = 154 154cm
身長の大きい親、お父さん180cm、お母さん160cmのお子様の最終身長の予測
男子の場合 ( 180 + 160 + 13 )÷ 2 + 2 = 178.5 178.5cm
女子の場合 ( 180 + 160 - 13 )÷ 2 + 2 = 165.5 165.5cm
私の場合 お父さん165cm、お母さん148cm
( 165 + 148 + 13 ) ÷ 2 + 2 = 165cm ・・・ちなみに私は175cmです。
予測する計算式は私の場合10cmも違います。この様に予測計算式はあくまで目安として計算すべきです。身長の高いお父さん、身長の高いお母さんから産まれたら基本的には身長の高い子になる。身長の低いお父さん、身長の低いお母さんから産まれたら基本的には身長の低い子になるということはほぼその流れに沿うようですが、実はその基本的なベースで諦めてはいけません。
成長している時期で身長を伸ばす対策をする、しないで最終身長は大分変ってくるようです。では身長を伸ばす対策を説明します。
身長を伸ばすのに出来る事は何か?
身長を伸ばすのに必要な事は「遺伝」「食生活」「睡眠」「運動」などが関係あるという事は想像できると思いますが、身長を伸ばす要素はそれだけではありません。「食生活」「睡眠」「運動」は後ほど説明します。あまり知られていない事で身長を伸ばすのに有意な事は以下の通りです。
①病気をしない事
身長を伸ばす過程で意外と知られていないのが、小さい時に大きな病気をした経験がある場合に平均よりも背が低くなりやすいことです。人間の本能では、一度大きな病気を経験すると「種の保存」に対して危機反応を起こし、成長を速いペースで進めようとしてしまう様です。
背を伸ばすためには、健康に留意して過ごすのが良いです。運動を行った達成感で汗の処理を忘れて体がブルっと震えることがあったり、風呂上がりで体が冷えたり、体力を使い果たし抵抗力が下がっている時にウィルスにさらされたりすると、病気になる確率が上がります。
体を温めて冷やさないようにすることや、疲れた日にはしっかりと休息することなど体調管理が優れている人ほど病気にはなりにくいと言われています。
②おやつを控えめにする事
幼少期は一度美味しいと覚えた味にこだわる場合があるので、お菓子や果物、アイスクリームやケーキなど甘いものには目がないです。今、挙げたものの中には糖分がたくさん含まれています。
ご褒美で甘い食べ物やジュースなどを与えている場合は、全くなしにすることは不可能なのでせめて、食事の後にすることをお勧めします。食事に摂取した場合はお腹が膨れて、肝心の食事を余り摂らなくなるからです。
食事のタンパク質は身長を伸ばすのに欠かせないので、特にデザートがある場合は、食事の炭水化物を減らして魚や、肉のタンパク質の料理を出してください。
身長とトレーニング・運動は関係あるのか?
身長を伸ばすのにトレーニングや運動はとても関係があります。トレーニングは簡単に言えば体を鍛える事、運動は体を動かすことになるので、身長に関わる方は適度な運動をすることが良いといわれています。
ところが、最近の運動教室では技術重視で疲労が溜まるハードな運動が多く、楽しくわくわくして適度に疲れるようなトレーニングは余りありません。帰ってきてクタクタになり寝てしまう様な疲労感が出るのは身長にとってはなかなか良いとは言い切れません。
クタクタになって寝てしまった場合には、ご飯を摂らずに寝てしまい、身長を伸ばすための栄養が補給できない場合や、高度な技術を押し付けられた時にストレスによって身長の伸びが悪くなる可能性もあります。
身長を伸ばすのに、トレーニングをすることは悪い事ではありませんが、後述する食事や睡眠に関わってきますので総合的に本人が辛いとか辞めたいと言うような内容はもう一度、身長を伸ばすのに考え直した方が良いかもしれません。
身長を伸ばす方法の時によく言われることだが、重りを持って行う運動は注意です。小学校1年生がそういう場面はないかも知れませんが、似たような状況では学校の重たいカバン等を背を丸めて一生懸命持っているシーンは身長が伸びるのを押さえつける方の力が働きます。
小学生の身長とバランスのいい食事とは?
背を伸ばすためには前述しましたが、簡単に言えば、タンパク質は背が伸びる方向を助けるのに対し、炭水化物は摂りすぎると横に行きます。という事は、お菓子や果物、ご飯、うどん、ぱん、チーズなどの乳製品、アイスクリームには摂取する時に注意が必要です。
背を伸ばすために、たくさん食べることは良いことだが、甘いものをたくさん食べると高カロリーになってしまうので注意が必要です。参考までに1日の摂取カロリーを示したうえで簡単な計算をしてみましょう。
6歳~7歳の女性が1日に必要な摂取カロリーは①身体活動レベルが低い人②身体活動レベルが普通な人③身体活動レベルが高い人。と3つに分けた場合①1250kcal、②1450kcal、 ③1650kcalと言われています。そこで代表的な食べ物のカロリー目安が以下です。
ご飯1膳→約320kcal、うどん1玉→約240kcal、かりんとう100g→約507kcal、アンパン100g→約266kcal、カマンベールチーズ100g→約310kcal、アイスクリーム100g→約211kcalです。
という事は、単純計算で、朝ごはんがアンパンだとして、266kcal。昼ご飯1膳で320kcal。おやつにかりんとう507kcal。アイスクリーム1個211kcal。夜にうどん1玉240kcal。でおかずや飲み物を全く入れずに計算しても合計1,544kcalになります・・・すでに消費カロリーを超えています。
背を伸ばすためには「炭水化物」「タンパク質」「脂質」の3大栄養素をバランスよく摂り、高カロリー、高糖質、高脂肪のおやつには気を付ける事。それだけは頭の片隅に置いて子供の1日の食事を考えるべきです。
夜9時に寝て朝6時に起きる睡眠と身長の関係性は?
背を伸ばすために睡眠は凄く大切ですが、色々な意見が言われています。しかし、最近では今まで言われていたゴールデンタイムといわれる、夜22時~深夜2時位までの説以外にも良い情報が得られています。
例えば、睡眠の質の問題です。背を伸ばすには、ただ単に睡眠が長ければいいというわけではありません。睡眠に入ってからの時間でホルモンが流れる時間がほぼ決まっているのでいかに良い睡眠を取るかが鍵になります。
背を伸ばすためには睡眠に対する知識を付ける事です。寝始めたら眠りにつくまでの時間が30分後位といわれています。そこから約2時間半の間にノンレム睡眠とレム睡眠の関係上、成長ホルモンがもっとも活発になります。
したがって、入眠3時間は途中で目が覚めないように配慮しなければなりません。もし途中で目が覚めてしまったら大変です。再び眠りについても成長ホルモンの分泌される量は元の様に戻らないと言われています。
背を伸ばすのに夜9に寝て6時に起きる睡眠と身長の関係性は、合計時間は申し分ないのでその間の寝かたに注目してもらい、9時からの3時間は途中で目覚めない事が重要です。
まとめ
・小学生1年女子の身長・体重の平均は平成27年では113.1cm、平成28年では114.4cm。そして平均体重は平成27年では20.2kg、平成28年では19.8㎏である。
・お父さん、お母さんの身長と遺伝は関係あるが、予測される子供の身長を計算して目安を知ることができる。
・身長を伸ばすのに出来る事で、意外かもしれないが病気をしない事。おやつを食べすぎない事などがある。
・身長とトレーニングや運動の関係はクタクタになって寝てしまう場合はストレスによって身長の伸びが悪くなる可能性もある。
・小学生の身長とバランスのいい食事はタンパク質は背が伸びる方向に対し、炭水化物は摂りすぎると横方向に行くので配慮して考える事。
・夜9に寝て6時に起きる睡眠と身長の関係性はベッドに入って3時間は途中で目覚めない事が重要。
身長を伸ばすためには一般的に言われていること以外に細かい配慮が必要となります。運動もハードで疲労が溜まってしまう強度はマイナスとも言われているし、食事でもたくさん食べれば良いだけでなく、おやつは食事がしっかり取れた後のご褒美にするなどの配慮も必要。気を付ける事が出来る範囲で身長を伸ばすための努力はできます。まずは子供の、家族の現在の状況を把握することが大切であるといえます。家族とのコミュニケーションもしっかりと取りトレスなく日常生活が送れる事で子供の成長に向き合えると思います。