筋トレ都市

身長を伸ばすトレーニング法、そして子供から高齢者まで筋トレ効果を最大化し、生涯健康体をキープしよう♪

子供の筋トレグッズを3つ紹介(6歳~12歳向け)


子供の筋トレは、心も体も成長中に行うので、この時期のトレーニングは、とても大切です。何が大切かというと、目的に応じたトレーニングをしないといけないという事です。

親御さんにとって子供の筋トレに対する思いは、
「成長に影響があるのではないのだろうか」
「成長期にどんなトレーニングをしたらいいのか」
など色々とあると思います。

そこで、子供の筋トレの考え方から説明します。
子供の筋トレと聞くと、単に筋トレと言っているけれども筋力トレーニングを指します。

筋力トレーニングは筋肉のトレーニングですが、小学生は基本的に神経系のトレーニングをすればするほど運動神経が向上するので筋肉を大きくするような筋力トレーニングという言葉は誤解を招きやすいかも知れません。

今回の記事ではグッツを紹介しますが、これらはすべて、筋肉を発達させるものとは違います。簡単に言えば、体に負荷を加える運動ではないという事です。

なぜ体に負荷を加えてはいけないかというと、背が伸びにくくなるからです
さらに体に負荷を加えるトレーニングは神経系のトレーニングでは無いからです。

トレーニングを行う上で目的に応じたトレーニングを行うというのはこういう意味だからです。

「部活でレギュラーになりたかったら神経系を鍛えたほうがいい」
「身長を伸ばしたかったら激しい運動は辞めた方が良い」
「細くてひょろひょろだから、筋肉を増やしたい・・・高校になってからするべき」

このように目的に応じてメニューを組みましょう。
そこで今回は、神経系のトレーニングを安いグッツを使って行う方法をお伝えします。

鉄則「子供の筋トレはお金をかけずに楽しく行いましょう。」

100均Seriaで売っていたスイミングの浮き棒を使ったトレーニング

子供の筋トレは100円均一でも十分出来ます。例えば、スイミングの浮き輪でなくて、巻き付ける浮き輪の棒上の物。これは写真の様なものであれば何でもいいですが、やはり柔らかいものが良いです。

これをどの様に使えばいいのかというと、固い棒と違って柔らかいので立てるのが難しいです。棒をしっかりと立てる様に、真っすぐになる様に変形させましょう。

トレーニングの説明を順番にします。

①真っすぐに立てた棒のてっぺんに片手を置く。
②棒のてっぺんで押さえている手を放し1回転くるっと回る。
③棒が倒れないうちにくるっと回りてっぺんを押さえる。

分かりましたでしょうか。バランス訓練でもあり、回転系の訓練でもあります。また、最初に棒を真っすぐ設置する際の繊細なコントロールも行います。

慣れてきたら、③を行った後に親御さんがボールを投げます。1回転した子供はボールをキャッチします。

そうすることで、棒のトレーニングで一度達成した後に油断せずに次の動作(キャッチ)にうつるための気持ちの切り替えが出来ます。

ここで面白い事が起こります。棒が倒れてしまったり達成できなかった場合は、ほとんどの子が次の動作のボールも取れないのです。

なぜかというと、失敗した気持ちが一気にやる気スイッチをオフしてしまうからです。そして失敗したことに意識が行ってしまい、次の動作を忘れるのです。

そんな時はボールの種類を変えて投げてみると、新しくなったボールに意識して取れるようになります。本当に不思議です。

私の経験上、普通の円形のボールではなくラグビーボールなど形が変わっている物に目が行きやすいです。子供の興味をそそります。

色々な動きを複合することで面白さが増し、子供のやる気をオンにします。出来たら難易度を少し上げて、ギリギリ出来るレベルに合わせるといいでしょう。

今回は固い棒ではなく柔らかい棒を使う事で立てるのに不安定な事、そして倒れる前に押さえる事、それを一回転して押さえる事に面白さがあります。次も100円均一の道具を使います。

100均ダイソーで買った柄杓を使ってトレーニング


子供の筋トレは神経系を鍛えると良いですが、前回のトレーニングと同様、楽しく行いましょう。今回は柄杓です。

柄杓は分かりますでしょうか?そうです。神社の手水舎で手を洗う時に使う柄つきのコップみたいなものです。

この柄杓をどう使うのか・・・。想像できるでしょうか?

子供の筋トレは神経系を鍛えた方が良いので重りを使ったり、後負荷のトレーニングではありません。という事は場所に限らず、物に限らずにトレーニング出来るのです。

日常生活で使っているものでトレーニング出来ます。そう思って過ごしてください。そこで今回の柄杓を使ってトレーニングをどうしたらいいかを考えるのです。

私が子供に行っている柄杓トレーニングは柄杓とボールを一緒に使います。では説明します。

①親御さんと子供で向き合う。
②親御さんはボールを持ち、子供は柄杓を持つ。
③親御さんはボールを投げ、子供は柄杓でボールを受ける。

たったこれだけです。

これが意外と難しいのでまずは、ワンバウンドで受けましょう。それが出来たらノーバウンドで受けましょう。

応用としては、
ボールの大きさと種類です。ボールが大きければ大きい程、枠にはまり難くなるので難しいです。

またボールが跳ねやすければ跳ねやすい程、柄杓のコップの枠から跳ね返ってしまいます。折角捉えて入ったにも関わらず、バウンドしてしまうなんて残念です。

他にも難易度を上げるための方法があります。例えば、ボールを投げる強さと投げる場所。強ければ強い程、投げる場所は遠ければ遠い程難しくなります。

この様に、次から次へと応用が出てきます。この訓練は空間認知能力を鍛えます。空間認知能力とは位置を正しく認知出来る能力です。

例えば、バスケットボールだと、シュート。入るにはどの位の力でどの位の距離があるのかを感覚的に感じないといけません。

野球のフライを取るときも同じです。フライを取れずに落としてしまう人は空間的に感じる事が難しいかも知れません。

身近にあるものでトレーニングするだけで色々なスポーツの運動神経も良くなるのです。是非とも皆様やってみて下さいね。

フラフープを使ってトレーニング


子供の筋トレを家庭の物を使ってレベルアップさせようと思えば、可能性は十分にあります。今回はフラフープ。

フラフープと言えば、一家に一つはあると思います。フラフープは腰周囲にて回すのが一般的な使い方ですが、私はそうは使いません。

フラフープの使い方は以下の通りです。これで、運動神経が良くなります。

①フラフープを横に転がします。
②転がしたフラフープより縦に向き合います。
③フラフープをくぐります。

はい。たったこれだけです。転がっているフラフープをくぐるという動作は、動いている物をとらえてタイミング良く通過するという事です。

くぐるという動作は基本動作の中でも獲得したい動作であり、小さい頃から少しづつ行う機会が減ります。

応用は、フラフープを転がすスピードを上げたり、転がすタイミングをずらしたりする事です。

もちろん、体が大きい子ほど不利ですがその分、運動神経が向上します。やってみて下さいね。

まとめ

・100均で売っているスイミングの浮き棒を使って行うトレーニングはバランス能力を鍛える事が出来ます。柔らかい棒だが、それを一回転して押さえる事に面白さがあります。
・100均の柄杓を使うトレーニングは空間認知能力を鍛える事が出来ます。空間認知能力とは位置を正しく認知出来る能力です。ボールを柄杓で受けるトレーニングです。
・フラフープを使うトレーニングは、転がしたフラフープをくぐるという動作で基本動作の中でも獲得したい動作であります。

以上のように子供のトレーニングには工夫が必要です。単純に逆上がりが出来ない子に鉄棒の前に立たせて何回もさせるのはナンセンスです。

動きを分解して楽しく運動をすれば運動神経が向上していつの間にか逆上がりが出来たりするのです。

この様に私が行っているトレーニングをこれからもお伝えしていきます。