筋トレ都市

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運動神経は遺伝じゃない!鍛え方にこだわって伸ばす!

運動神経は遺伝じゃない。ボールトレーニングで誰でも伸ばす事が出来ます。

誰でも伸ばせることを知らない方々は、
子供たちの運動神経を良くする折角のチャンスが失敗に終わってしまう可能性が高いです。

なぜ運動神経はボールを使って伸ばす事が出来るのか?その理由。そして効率的に運動神経を伸ばすにはどうしたらいいのか?具体例を上げて詳しく解説していきたいと思います。

運動神経がボールを使って伸びる理由

運動神経は6歳までに約90%決まります。

スキャモンの成長曲線はご存知でしょうか?スキャモンの成長曲線は、リンパ系と神経系、一般と生殖系という項目があります。

20歳くらいまでの成長の曲線が描かれています。上記項目のうち、神経系に注目します。6歳までに90%決まるというのは様々な神経回路が形成されるという事です。

どういう事かというと運動能力の基礎が出来上がってしまうわけです。習得する時期がここなわけです。絶対逃してはならない時期です。

逆を言えば、ここまでに適度にある次に紹介する運動をしておけばトップアスリートの仲間入りすることも不可能ではないのです。

成長は心と体だけでなく神経も成長するのです。どうやって、運動神経を伸ばすかというと楽しく出来る動作を繰り返し、経験を積む事です。

習い事で得られる特定の動きではなく新しい刺激が良いです。

子供が楽しく繰り返す動作と言って皆様は何を思い浮かべますか?私の教え子は完全にボール遊びです。

次はボールを使ってどんなトレーニングをしているかを具体的に紹介していきたいと思います。

運動神経上げる方法(ボール編)

ボールを使って運動すると運動神経が良くなります。何故かというと子供達はボールで遊ぶことが大好きだからです。

運動神経を良くするためには、楽しく体力、健康を向上させる事、健康、安全に留意して運動することです。

ボール遊びにはその要素が含まれているのです。

私のトレーニング塾で子供達だけにした時にボールとその他遊びグッツを置いたままにしておきましたがほとんどの子がボールを取って遊び始めました。

ボールを取ると次にドッジボールやサッカーをやり始めたのです。そんな時に気軽に子供たちが出来るメニューがあれば良いと思います。

運動神経が運動神経悪い芸人のようにならないように鍛える事が今から紹介するメニューで可能になります。

(1)キャッチする前に手を3回叩く運動

これをマスターすることで能力の1つである力加減やスピード調整が獲得します。また、用具操作を精密に行う事が出来ます。

①ボールを天井の方向に上げて落ちてくるボールを体の前面でキャッチ。
②キャッチする前に3回手をたたく。
③叩く回数を増やしていく。

分かりますでしょうか?応用する場合は、足の位置はボールをあげてキャッチするまで全く動いてはいけない様にしたり、ボールの大きさを変えてみたり、

顔や体の向きは正面のまま腕とボールを右に持っていき、右にある状態からボールを天井に向けて投げそのまま横眼でキャッチ。左も同じようにやってみましょう。

(2)キャッチする前に1回転する運動

(1)同様にマスターすることで能力の1つである力加減やスピード調整が獲得します。また、バランス感覚を養う事が出来ます。

①ボールを天井の方向に上げて落ちてくるボールを受ける前に1回ターンする。
②右回りも左回りも行う。

分かりますでしょうか?応用する場合はターンをしてキャッチする時に手を片手にするとか、1回取ってからまた上げて2回目のターンを連続で行っても難しいです。

回転するので目が回ってしまう事があります。転倒した際に周りに危険なものが無いように十分気を付けて下さいね。

(3)後ろから前に投げる応用運動

難易度は高いですが、この動きをマスターする事で上記同様の能力以外に目で見えない為に予測する力を付ける事が出来ます。

①立位で後ろに両手でボールを持ちます。
②そのまま後ろから前に向かって両手で山なりにボールを投げます。
③前でキャッチします。

分かりますでしょうか?これは大人がやっても難しいです。背中に当たってしまったり後ろに飛んで行ってしまったり、力加減と方向を安定させるのが難しいと思います。

応用では、前から後ろに投げてキャッチするのも良いですが、こちらの方が難易度は低いかも知れません。

(4)足投げキャッチ運動

この動きをマスターする事で下半身から上半身の連動性の能力を身に付ける事が出来ます。

①立位で、両足にボールを挟みジャンプします。
②ジャンプした際にボールを浮かせキャッチします。

一度はこの動作を行ったことがあると思います。応用としてはボールをなるべく高く上げる事。

更にボールが上がっていく時にキャッチするのではなく、浮かして落下していくときにキャッチする。これは余裕がないと難しいです。

(5)お手玉運動

皆さまの知っているお手玉です。この動きをマスターすることで下半身から上半身のリズムや色々な物を使って行う感覚が研ぎ澄まされます。

①つかむ事が出来る大きさのボールを2~3個用意します。
②左右に1つずつ持ちます。
③まずは左周りでボールを回していきましょう。
④2個が出来たら3個に挑戦です。

これがなかなか難しいです。3個出来たらボールをもっと小さい物にするとか、片足で行うとか、難易度を上げていくと良いでしょう。

この様にボールを使って運動すると子供たちは楽しくて何度もトライします。また、柔らかいボールを使えば、室内でも出来ます。

どこでも出来る再現性のあるこの訓練、ぜひ行ってみて下さいね。では、運動神経の基本理論を復習しましょう。

子供の運動神経を育てる基本理論

子供のトレーニングが最も必要な年齢層は2歳~13歳です。この時期が大きな意味での「ゴールデンエイジ」と言っても過言ではないでしょう。

今回の冒頭にお話ししたスキャモンの成長曲線では6歳までに90%が決まってしまうと書きました。

年齢範囲が広いこの時期には各年齢に応じたトレーニングが必要となってきます。一般的には2~7歳、8~10歳、11歳~13歳と別れています。

それぞれの年齢で適切な指導をすれば運動神経が向上する事間違い無しです。子供が伸びるか伸びないかは指導者にかかっていると言っても良いでしょう。

この全ての時期に良かれと思って運動を押し付けてはいけません。何でもいいからやらせても意味がありません。運動が嫌になるだけです。

2~7歳の時期に専門スポーツを行ってポジションを決めてしまったら将来どうなるかは容易に想像できるでしょう。

運動神経を伸ばすコツは正にここにあります。想像してみて下さい。2~7歳がやれといったことをストレスなく出来るでしょうか?

この時期は遊びと運動を混ぜて楽しく行う事をお勧めします。

「静かにしなさい」「何でじっとできないの」

このような指導はストレスを与えるために十分注意して下さい。小学生に上がっても2種目以上の運動を楽しく行う事が秘訣です。

まとめ

・運動神経がボールを使って伸びる理由は6歳までに神経回路が大人の90%出来上がってしまう。ボールを使う事で楽しく伸び伸びと運動をすることが出来るから。
・ボールで運動神経上げる方法は上記5例の様に楽しく何回もやっていれば出来るようになる様なメニュー、また自宅で再現できるメニューをお勧めします。
・子供の運動神経を育てる基本理論としてそれぞれの年齢で適切な指導をすれば運動神経が上がるが、伸びるか伸びないかは指導者にかかっていると言っても良いでしょう。

子供は宝です。本当に可愛いです。自分の子供は他の子よりも勉強や運動が出来て欲しいという親の気持ち、本当に良くわかります。

また、ついつい叱ってしまう。怒りたくなくても怒ってしまう。感情的になってしまう事も良くわかります。

子供の運動神経はそれらのストレスなど環境が与える影響も大きい事を頭の片隅に入れておき、フォローをしながらコントロールすることも大切だと思います。