筋トレ都市

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【確実に背を伸ばす3つのポイント】頑張っても伸びない原因はこれだ!


「毎日牛乳を飲んでも背が伸びない。」
「どうすればあの人の様に身長が高くなるだろうか。」

身長が高いのはスポーツマンの憧れです。男性の場合、2mまで行かなくとも、現在の日本の男性平均値は約171cm。平均からすると理想は180cmまで伸びたいと思う事は誰でもあると思います。

ところが、世の中では、「伸ばす努力をしているのに伸びる気配が無い」という現象が起こっています。

・カルシウムをしっかり摂っている。
・夜早めに寝ている。

実は背を伸ばすためにはちょっとしたコツがあり、それを押さえていなければ、良いと言われていることをやってもなかなか背が伸びる事はありません。

身長に関しては伸びると言われていることを試してもそれが効果を出したのかどうかは、わかりませんし、自分が思い描くような身長はなかなか実現できません。

「背が伸びる人と伸びにくい人がいるのでは?」という意見もありますが、私はそうは思いません。もちろん遺伝や個人差はあると思います。

しかし、背を伸ばすために、運動したり、カルシウムを摂ったりしているのにあまり伸びない場合は、本当の伸ばし方に気が付いていない可能性が高いです。そこで今回は、確実に身長を伸ばすために必要なポイントを3つ程お伝えしたいと思います。

睡眠のとり方次第でも身長が伸びるか伸びないかが決まります。
そして必要以上にカルシウムを摂らなくても身長は伸びます。

今回は、伸ばすメニューが沢山ある中で、一番早く実行できる睡眠に対してポイントをご紹介させていただきます。

睡眠時の成長ホルモンの分泌を理解すれば身長も変わる


身長を伸ばすための第1歩として「寝入ってから約3時間は起きない事」です。おそらく、熟睡するまでに30分位かかりますので布団に入ってからの3時間だと思ってください。

そもそも身長が伸びない人の大きな特徴の1つとして、「成長ホルモン分泌の悪さ」が挙げられるでしょう。寝ている途中で目が覚めてしまう事です。

つまりこうなってしまう原因としては、ズバリ「寝不足や身体が疲れている事です」特に、習い事や、部活など運動が激しい場合に自宅に帰った直後、疲れて寝てしまう場合があるわけです。

食事も摂らずに帰って寝てしまうと、親御さんが1時間か2時間後に起こすことになります。あくまで仮眠であり、長時間寝るわけではないため、成長ホルモンが分泌されるタイミングを逃します。

その日の成長ホルモンを充分に分泌させるためには3時間以上のまとまった睡眠をとらなければならないのです。そこで睡眠において意識するのが最低でも「夜の11時から夜中の2時にかけては熟睡している状態を作る」ということ。

この状態を意識することで成長ホルモンが1日に最大に流れる時間を確保することができます。

起きていても、寝ていても成長ホルモンは周期毎に流れています。1日に何回も流れる成長ホルモンの中で夜の睡眠の最初の3時間が1番多くの量が流れるのです。また、寝不足でいつも眠たい、どこでも眠ることが明出来る状態は日頃の生活リズムを正すことが有効です。

帰ってから疲れて寝てしまうリズムよりも寝る前に宿題など、やることをやってから寝ることで、まとまった睡眠を取ることができ、疲れも取れ表情を始めとする外観の印象も変わってくるでしょう。

8~10時間寝ると5回ホルモンが流れ背が伸びる


身長を伸ばすために必要なもう一つの方法が、「食べてから8~10時間寝て、また食べて8~10時間寝てを繰り返す」という方法です。8~10時間睡眠が取れないと、

・成長ホルモンが流れるノンレム睡眠の周期が減る。
・体内時計が崩れ成長ホルモンの分泌が乱れる。

等の問題があるので、身長を伸ばすためには効率的とは言えません。

逆に睡眠を8~10時間しっかりとることで、

・ノンレム睡眠の周期が5回来て成長ホルモンが5回流れる
・早寝早起き、規則正しい生活になり体内時計が修正される

という利点があります。

そして睡眠は量よりも質です。睡眠は浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。これらは、2つセットで約90分ごとに繰り返されています。質の高い睡眠をすると、8時間の睡眠でこのリズムが5回来ます。

まず、深い眠りのノンレム睡眠が1時間程続き、その後、レム睡眠が30分続き、再びノンレム睡眠が1時間以上続きます。

睡眠時間が長くなればなるほどレム睡眠の時間が増えて目が覚めます。成長ホルモンはノンレム睡眠の時に流れます。もし途中で起きてしまうとレム睡眠とノンレム睡眠のリズムが崩れ、充分な成長ホルモンが流れなくなります。

成長ホルモンを最大限に活用したい場合は睡眠の質を高めるために仮眠を控えておくことも一つの方法です。ただし、15分位の仮眠は別です。逆に短時間出ればホルモンの影響はそんなに気にしなくてもよいです。

思春期にはカルシウム摂取が身長にとってはマイナスに


カルシウムは、直接背を伸ばす事に作用するわけではなく、軟骨の細胞が作った柔らかいコラーゲンを固くして骨にする働きをします。ですから、カルシウムが不足すると軟骨の細胞がコラーゲンをしっかり作っても骨にならないため、背を伸ばす方向には向かないのです。

カルシウムはコラーゲンに働くため、「カルシウムは直接、骨を伸ばす事はない」というイメージをもっていただければと思います。

年齢別の1日の目標カルシウム摂取量でいえば、6~8歳男子で600ミリグラム、9~11歳男子で700ミリグラム、12~14歳で900ミリグラム、15~17歳で800ミリグラム、成人男子では約700ミリグラムです。具体的に食べ物では桜エビ100gにはカルシウム690㎎、牛乳100gにはカルシウム110㎎といった具合です。

また、カルシウムを摂るときにマグネシウムも一緒に摂ると良いです。何故かというと、カルシウムとマグネシウムは2:1でバランスよく上手く吸収しやすいからです。

カルシウムは摂ると良いですが、上記説明した通り、コラーゲンを固くして骨にする働きがありますので、軟骨の骨化が進む思春期には、カルシウムの摂取は控えたほうが無難です。

何故かというと、骨が伸びるための成長軟骨を骨化させて固い骨を早期に完成させてしまうからです。思春期には成長する骨端線という部分があります。レントゲンでは骨が白く写るのに対して骨端線は黒く写ります。ここがカルシウム摂取により早く閉じてしまう可能性があるのです。

牛乳からカルシウムを摂る事が悪い訳ではありません。牛乳は普段通りの量でいいです。カルシウムの錠剤等を過剰に摂る様なことは望ましくないと言えますね。

まとめ

背を伸ばすためのポイントは、
・夜の11時から夜中の2時にかけては3時間熟睡している状態を作る
・しっかり食べて8~10時間寝る
・思春期で身長が伸び悩んできたらカルシウムを控える。
この3点です。

先ほどお伝えしたように、睡眠のとり方がうまくいっている場合は結果的に身長が伸びやすくなるだけでなく、体内時計が上手く作動し、成長ホルモンの分泌が促進され、ストレスのたまらないスッキリとした日々を送ることができます。

身長が伸びている人も、伸びていない人も、身長を伸ばすための努力をしていない人がほとんどですが、後から知っても後の祭りです。今のうちに知識を知ることで背が伸びる可能性があります。

将来、理想の身長に少しでも近づく様に、成長ホルモンを少しでも分泌させるような環境を作っておきましょう。