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身長を伸ばす知識をつけよう!生活習慣編
多くの人が、背を伸ばすために日常生活の動作が関係している事を知らないのです。身長を伸ばすために、栄養、運動、睡眠などは考えているけれど、日常の動作まで考える方はほとんどいません。
日常生活の動作を気を付ける事ができれば、極端に言えば1日24時間、身長が伸びる方法を実践できるので、伸びる確率が増えます。
そこで、今回は日常生活動作で身長を伸ばすヒントをご紹介致します。伸びる確率を少しでも上げたい方は、これからお伝えする事をお役に立てていただければ幸いです。
5センチアップさせるには姿勢を変える
姿勢の良い方と悪い方は、見た目でも背の高さが違って見えます。姿勢の悪い人は背筋を伸ばして真っすぐに立つだけでも、今までよりも確実に背は高くなります。
私自身、姿勢改善指導を得意としていますが、いつも真っすぐに立っていようと意識したことはありません。いつも真っすぐにしていたら疲れてしまいます。腰痛とか肩こり、首の痛みが起こるかも知れないです。しかし、自家筋力で真っすぐに立てる事実が必要なのです。
正しい姿勢をとらないと、背骨が圧迫される方向に力がかかり、骨の負担が大きく、背の伸びに支障が出る場合があります。つまり、身長が伸びる縦方向に支障が出ることがあるのです。まず、自分が普段どのような姿勢をしているのかを把握してみましょう。
姿勢の基本は、首の骨(頸椎)、胸の骨(胸椎)、腰の骨(腰椎)の弯曲が自然にアルファベットのSの字を描くことです。自分では意識しているつもりでも鏡を見たり、街のショウウインドに映る姿を見ると想像以上に曲がっている場合があります。
影の形や遠くに見えるシルエットで誰だか、わかってしまう場合が良くあると思います。個性ですが、歩く時ほど人は癖が出やすいです。そこで、無意識の領域で姿勢を正せるようにすれば上手に姿勢が取れると思います。姿勢が良くなる方法を以下に説明します。
まずは壁にもたれましょう。そうすると背中だけ付き、首や肩や腰が壁に付かずに離れている場合がほとんどです。背が伸びる正しい姿勢のポイントは以下の通りです。
① 踵を壁から少し離し、なるべく真っすぐ立つ。
② 肩の力を抜いて、肩が壁に付くように胸を張ります。
③ 二重アゴになるイメージで、アゴとオデコを平行になる様に引きます。
④ 腰を壁に付けるようにお腹に力を入れ引っ込めます。
⑤ 膝が曲がらないように伸ばします。
上記項目を実践した場合に、横から見ると、耳の穴→肩の先端→お尻横の出ている骨→膝の皿の後ろ→足のくるぶしの前、これらが一直線になります。
この姿勢が壁を使わずに自力で意識できれば、骨の伸びに対してマイナスになる重力を見事に対策できます。実際に姿勢が曲がった人を真っすぐにして計り直したら5センチ伸びた例もあります。
座り方を工夫して背を伸ばそう
重力がかかればかかる程、身長にはマイナスになります。つまり、立っているよりは座った方が身長にとってはプラスになります。ここで間違えてはいけないのが、座り方でもマイナスになる場合がある事です。
例えば正座。椅子とテーブルの場合、膝関節、足関節にかかる負担は少ないのは明白です。しかし、避けて通れない場合があります。それは、法要など正座をしなければならない場合です。
正座をせざるを得ない状況の時は、ずっと同じ姿勢にならない様に、時々腰を浮かしたり、足にかける体重を左右に移動したりして、骨や関節にかかる負担を解放してあげましょう。
正座以外にも、あぐらやお姉さん座りは足の骨を圧迫します。これらも同一姿勢の時間を長くとらないように気を付けましょう。股関節が固い人は関節に負担がかかりやすいので特に注意です。
座り方を考える前に、まず椅子に座りましょう。ほとんどの方が前のめりで背中が丸くなると思いますが、この姿勢は背骨が圧迫されて背が伸びないどころか、腰の骨にかかる負担が立っているときよりも大きくなり腰痛の原因になります。
そこで、背が伸びる正しい座り方のポイントを説明します。椅子は昇降出来るものを選ぶことをお勧めします。理由は以下の通りです。
① もものラインと床が平行になる様に座る。
② 首を真っすぐにして背中を伸ばす。
③ お尻の奥の固い骨(座骨)が椅子に当たるように座る。
④ 肩甲骨が背もたれに当たるように調整する。
⑤ お腹をひっこめる。
上記の通りをイメージすればいいが、もし椅子に座って作業をする場合のポイントは
① 机は、背中を真っすぐに伸ばした時に肘が付くくらいがいい。
② 背中を伸ばして、お腹をひっこめて作業をする。
③ もし、昇降調整できない椅子の場合は、足台を置いて調整する。
寝る姿勢も注意です。膝を曲げて寝たり、正座に近い姿勢で寝ている子供も見かけます。関節に負担がかからないように仰向けで真っすぐに寝る事にしましょう。
どうしても日常生活で変化ができないという事であれば、いつも通りに座った後に足をマッサージしたり、お風呂に入って血液循環を良くすれば、やらないよりは効果があります。
通勤や通学時うに背を伸ばそう
背を伸ばそうとしたときに考えないといけないのは重力、何故かというと、背を伸ばすには骨を地面の方に向かって圧迫させるような圧力を減らさないといけないから。
通勤や通学時には、重いものを持ったり、長時間立ち続けたり、リュックを背負って亀のような前のめりの姿勢をとって背骨に圧力をかけています。
時々、重いものを持つ位であれば圧迫の影響をそれほど心配しなくてもいいでしょう。しかし、毎日のように何冊もの教科書の入った重いカバンや、リュックを前傾姿勢で背負った場合には休みなく負荷をかけることになります。
骨が伸びる環境はこういった事がマイナスになります。中学生は教科書を学校に置いて行ってはだめなので、難しいですが高校生や大学生、サラリーマンの通勤に参考になるポイントを説明します。
① ノートはルーズリーフにして、その日だけの枚数で軽量化。
② カバン自体を軽いものにする。
③ 重たいカバンを一定時間で左右交互に持ち換える。
④ 荷物を前や後ろに持つのではなく身体の側面に持つ。
⑤ 朝早く起きて空いてる電車に乗り、座席に座る。
骨にかかる継続的な圧力をかけないようにする努力をしましょう。
まとめ
・5センチアップさせるには姿勢を変える。誰もが前傾姿勢である。そのために壁にもたれるなどして真っすぐな姿勢を身体で覚え、壁のないところでも自力で正しい姿勢を出来る様になると身長も伸びる。
・座り方を工夫して背を伸ばすためには、正座やあぐら、お姉さん座りで関節に負担をかけないようにする事です。日本人は足が短い方が多いと聞きますがその理由も正座、地べたに座ることが理由だといわれています。
・通勤や通学時に気を付ける事は、重いものを一定の姿勢で持ち続ける事で骨にかかる圧力がかからないようにする事。
上記のコツをすべて満たすのは意識の問題です。分かっていても出来ない現状があると思います。1つずつ実践してみて出来る事からやってみましょう。骨に負担をかけないほど背は伸びます。身長に対してお役に立てていただければ幸いです。
身長は結果的にどの位になったか。結果が全てです。対策をした日からぐんぐん伸びるわけでもないし、やっていて本当に効果があるのか目に見えないため、コツコツと続けられる意思が大切です。今しかないこのチャンスに是非とも目標を立ててそれに対して実行していただきたいと思います。