筋トレ都市

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自宅で運動神経を向上させる方法 子供編


「子供の運動神経を良くしたいけど、どんなトレーニングをすればいいかわからない」

そんなお悩みをお持ちではありませんか?

運動教室やトレーニングの塾に行っている方はその場に行かないとなかなかやらないのが現状です。では自宅で毎日トレーニングが出来るとしたらどうでしょうか。そんなに良いことはありません。

しかし、トレーニングを自宅で行う際には覚悟が必要です。今までの自宅の過ごし方を変えなければなりませんし、基本的にはトレーニングスペースが必要になります。

「やっぱりそうだよね。スペースがないから無理です」

そう思う気持ちはよくわかります。ただし、色々なスポーツの有名選手は大抵、自宅にてトレーニング出来る様な環境を作っています。

大人であればトレーニングをスポーツクラブで行ったり、マシーンを購入したり、自宅を改造出来ますが、子供はどうでしょうか。

子供はスポーツクラブも入会することもできませんし、重りを使ったトレーニングも年齢によってはやらない方がいい場合があります。

今回は自宅でスペースを取らずに出来るトレーニングを紹介します。

子供がトレーニングをしたい気持ちを大人が応援して引き出してあげないと、折角のチャンスをものにできません。勉強も同じです。子供は環境で育つのです。

「それは、よく言われている事だよね」とか「やったことある」とか考えず、素直に情報を受け止めましょうね。一度やったことがあってももう一度、実際にやってみて改めて意識してみましょう。

【運動神経を向上させる方法】玄関から廊下編

最近、動作に慣れていませんか?気が付かないうちに家の鍵を掛けていて、掛けたか掛けていないか忘れてしまった事はありませんか?日々、同じ動作を繰り返す事で脳は動作に対して省エネを選びます。

慣れがそうなのです。初めて行う動作は慣れていないので沢山の筋肉を使ったり、時間がかかったりします。そのため、疲れます。そのような機会を増やすと、基本的な動作を身に付けることもできます。

今回は子供のトレーニングなので楽しく運動させれば続きます。まずは、子供が鍵っ子の場合、玄関を開ける時にいつも右手に鍵を持って開けているのであれば

左手で開けさせてみましょう。

いつも気にしていなかった鍵開けの難易度が上がり、利き手との使い勝手の差を改めて気づかされるでしょう。

そうすることで、筋力は増えませんが、神経系のトレーニングになります。指の巧緻性、新しい動作の学習になります。

そして、玄関に入ります。玄関に段差がある場合には、靴を脱ぐときに腰を掛けずに立ったまま片足立ちで靴を脱ぎ、脱いだ靴を投げずに片足のまま手を伸ばし、音が立たないように置きます。

そうすることで、片足のバランス訓練にもなり、足の裏の土踏まず周辺の筋力トレーニングや踏ん張るために足の指のトレーニングにもなります。

次に、段差を上がる際にどちらの足から上がっているのかを確認します。おそらくいつも同じ側だと思います。自然に上がっていない方で上がってみましょう。そして更に、上げた方の足でつま先立ちになり10秒ほどキープしましょう。

これは、段差を上がった際に上がった足の踏ん張る力のトレーニングです。人間は成長期前のトレーニングで一生ものの基本動作が身に付くと言われています。年をとってくると下半身から劣ることになります。介護施設の定期的な測定で片足立ちが60秒出来るかどうかのテストがあります。このように土台をしっかりしないとトレーニングは進みません。

次に廊下の半分はつま先立ち、半分は踵立ちで進みましょう。つま先立ちで進むと、皆様よくご存じの通り、ふくらはぎの筋肉が使われます。膝を伸ばして進めばふくらはぎの腓腹筋、膝を曲げて進めば、腓腹筋よりも奥のヒラメ筋が使われることになります。

踵立ちでは、つま先を上げているので、すねの前にある筋肉が使われます。すねから膝にかけての部分が膨らんでいたらしっかりと出来ている証拠になります。

この様に、玄関から廊下を進むだけで色々なトレーニングをすることができます。細かく言えばもっともっと出来る事があります。

次は、リビングでしっかりとトレーニングしましょう。

【運動神経を向上させる方法】リビング・ダイニング編

リビングにあるものは通常、ソファー、リビング机、ダイニング机、椅子、などです。それらで行うトレーニングとは、簡単に言うと親御さんが「危ないからやめなさい」と注意する事をやればいいのです。

例えば、ソファーで行うトレーニングですが、まずはソファーに飛び乗りましょう。柔らかいソファーや固いソファー、いろいろとあると思いますが、思いっきり飛び乗ることで新しい感触が得られます。そして着地時に10秒止まります。これが難しいです。

また、飛び降りる時も思い切って上にジャンプしましょう。着地が遠くなり、空間をつかむ能力を身に付ける事が出来ます。また着地の際には音が鳴らないように吸収して着地しましょう。

そして、リビングやダイニングテーブルでのトレーニングです。この2つは高さが違います。ダイニングテーブルは割と高さがあり、リビングテーブルは低いと思います。想像の通りですが、トレーニングはダイニングテーブルもリビングテーブルもくぐります。

高さの違うトンネルをくぐる事で姿勢の低さが変わります。目線が変わります。子供の成長段階はハイハイの時期から立ち上がるまでの間がなんと1年で終わっています。この時期に急激に脳が発達するのです。

お気づきの通り、ハイハイをする機会が失われるため、地面に顔が近い状態での運動をしなくなります。狭いところを通ったり、床に近い位置でくぐったりすることが、空間認知能力として身に付きます。もちろんハイハイ自体をトレーニングとして行っても良いと思います。

次に椅子です。椅子は足が4本ある物がほとんどです。4本ある椅子の場合はテーブルと同様に足の狭い部分をくぐるのです。これは今までのテーブルとは違い非常に狭いので空間認知には持って来いのトレーニングにあるわけです。

そして、極めつけは、椅子を間隔を開けて並べます。その椅子の上を飛び乗って渡っていきます。これは子供たちにとってはそそるトレーニングだと思います。

【運動神経を向上させる方法】子供部屋編


子供部屋に至っては遊びの宝庫です。子供たちを誘導しなくても楽しく遊んでいます。ここでは、楽しく笑い声と、ドタバタしている音が聞こえたら何もアドバイスしなくても大丈夫です。

しかし、笑い声がしても振動や音が無かった場合はおそらくゲームや携帯などしているでしょう。そういう時は注意です。とにかく動きがあれば運動神経が向上します。

例えば、壁に当たってもいい様なボールも売っていますし、壁に落書きをしても消せるような壁紙もあります。

勝手に遊んでもらえるように、そういった道具を置いておく、もしくは与える。沢山の動作が体験できるような環境にする。そういった事が子供の運動神経向上に結びつきます。

家ではやってほしくない動作でベッドからの飛び降りがあります。これは1階に響くため、子供にやってほしくない事ですが、子供にとってはこの事がトレーニングに早変わりします。

どうするのかと言うと、着地の際につま先で降りて着地音を出さない事です。着地の衝撃を吸収するジャンプをするのです。

位置をつかさどる神経や、足の裏の感覚など色々な所が鍛える事が出来ます。

まとめ

・玄関で運動神経を向上させようとした場合、毎日何も考えずに慣れている動作をもう一度見直すことで新しい刺激になる。例えば、鍵を開ける時に逆の手にするなど。
・リビング・ダイニングで運動神経を向上させたい場合は、地面に顔が近い状態での運動をするためにテーブルをくぐるなどの動作をして空間認知能力を身に付けます。
・子供部屋で運動神経を向上させようとした場合、壁に当てても支障のないクッション性のボールを置いたり、子供たちに勝手に遊んでもらえるような環境にする事が大切。

子供の運動神経の向上に関しては、乳児、幼児、小学生低学年の時期がベストだが、大人の方でも色々な動作をすれば新しい動きに慣れてきます。

現代は、親御さんが「危ない」とか「うるさい」とか色々な理由を付ける事で、子供が運動神経を鍛える機会を失わせています。子供たちが楽しくしたい事を尊重させ、社会のルールを守ったうえで環境を作ってあげましょう。

運動神経の良い子に育てたければ、この時期に教えるべき動作は決まっています。それを獲得させればさせない子に比べて将来全く違う能力になるでしょう。